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02月27日-01号

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  1. 臼杵市議会 2018-02-27
    02月27日-01号


    取得元: 臼杵市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-11
    平成30年  3月 定例会---------------------------------------平成30年臼杵市議会3月定例会会議録(第1号)---------------------------------------  平成30年2月27日   -----------------------------------    平成30年2月27日(火曜日)午前10時開会(開議)   ----------------------------------- 1.議事日程第1号  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 諸般の報告(市長の行政報告)  第4 報告第1号 報告  第5 第1号議案 上程、説明、質疑、討論、採決  第6 第2号議案から第45号議案 一括上程、説明  第7 議案質疑(第2号議案及び第5号議案並びに第24号議案から第33号議案)  第8 委員会付託(第2号議案及び第5号議案並びに第24号議案から第33号議案)   ----------------------------------- 1.本日の会議に付した事件  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 諸般の報告(市長の行政報告)  日程第4 報告第1号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定)       報告  日程第5 第1号議案 臼杵市教育委員会の委員任命につき同意を求めることについて       上程、説明、質疑、討論、採決  日程第6 第2号議案 臼杵市職員の退職手当に関する条例の一部改正について       第3号議案 臼杵市職員の公益的法人等への派遣に関する条例の一部改正について       第4号議案 臼杵市手数料条例の一部改正について       第5号議案 臼杵市コミュニティセンター条例の一部改正について       第6号議案 臼杵市犯罪被害者等の支援に関する条例の制定について       第7号議案 臼杵市国民健康保険税条例の一部改正について       第8号議案 臼杵市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について       第9号議案 臼杵市介護保険条例の一部改正について       第10号議案 臼杵市指定居宅介護支援の事業に係る申請者の要件並びに人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について       第11号議案 臼杵市指定介護予防支援の事業に係る申請者の要件並びに人員及び運営に関する基準等を定める条例の全部改正について       第12号議案 臼杵市指定地域密着型サービスの事業に係る申請者の要件並びに人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の全部改正について       第13号議案 臼杵市指定地域密着型介護予防サービスの事業に係る申請者の要件並びに人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の全部改正について       第14号議案 臼杵市都市公園条例の一部改正について       第15号議案 臼杵市営住宅条例の一部改正について       第16号議案 臼杵市道路占用条例の一部改正について       第17号議案 臼杵市企業立地促進条例の一部改正について       第18号議案 臼杵市有機農業起業者誘致条例の一部改正について       第19号議案 臼杵市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について       第20号議案 臼杵市体育施設条例の一部改正について       第21号議案 臼杵市公民館条例の一部改正について       第22号議案 市道の廃止及び認定について       第23号議案 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について       第24号議案 平成29年度臼杵市一般会計補正予算(第7号)       第25号議案 平成29年度臼杵市水道事業会計補正予算(第3号)       第26号議案 平成29年度臼杵石仏特別会計補正予算(第3号)       第27号議案 平成29年度臼杵市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)       第28号議案 平成29年度臼杵市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)       第29号議案 平成29年度臼杵市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)       第30号議案 平成29年度臼杵市浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第2号)       第31号議案 平成29年度臼杵市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)       第32号議案 平成29年度臼杵市介護保険特別会計補正予算(第3号)       第33号議案 平成29年度臼杵市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)       第34号議案 平成30年度臼杵市一般会計予算       第35号議案 平成30年度臼杵市水道事業会計予算       第36号議案 平成30年度臼杵石仏特別会計予算       第37号議案 平成30年度臼杵市公共下水道事業特別会計予算       第38号議案 平成30年度臼杵市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算       第39号議案 平成30年度臼杵市漁業集落排水事業特別会計予算       第40号議案 平成30年度臼杵市農業集落排水事業特別会計予算       第41号議案 平成30年度臼杵市簡易水道事業特別会計予算       第42号議案 平成30年度臼杵市浄化槽整備推進事業特別会計予算       第43号議案 平成30年度臼杵市国民健康保険特別会計予算       第44号議案 平成30年度臼杵市介護保険特別会計予算       第45号議案 平成30年度臼杵市後期高齢者医療特別会計予算       一括上程、説明  日程第7 議案質疑(第2号議案及び第5号議案並びに第24号議案から第33号議案)  日程第8 委員会付託(第2号議案及び第5号議案並びに第24号議案から第33号議案)   -----------------------------------   出席議員(18名)       1番  衛藤照生          2番  戸匹映二       3番  奥田富美子         4番  大戸祐介       5番  長田徳行          6番  山下幸延       7番  久藤朝則          8番  内藤純孝       9番  足立善己         10番  土谷桂山      11番  大塚州章         12番  匹田 郁      13番  大嶋 薫         14番  武生博明      15番  吉岡 勲         16番  平川哲郎      17番  牧 宣雄         18番  藤原一弘   -----------------------------------   欠席議員(なし)   -----------------------------------事務局職員出席者   局長          東 弘樹   次長          山木哲男   副主幹         後藤さおり  主査          高橋悠樹   -----------------------------------説明のための出席者   市長          中野五郎   副市長         田村和弘                      市長特命理事   教育長         齋藤克己               阿南俊二                      (資源を活かした産業振興等担当)   市長特命理事             市長特命理事               廣田誠一               首藤庄司   (まち・ひと・しごと創生等担当)   (公共施設整備推進等担当)   消防長         板井幸則   総務課長        加島和弘   財務経営課長      藤原裕次   教育総務課長      甲斐 尊                      学校教育課長   市民生活推進課長    後藤誠也               小林一彦                      兼人権同和教育室長                      総務課参事   消防本部総務課長    平川幸司               佐藤忠久                      兼防災危機管理室長   会計管理者   兼会計課長       高野卓之   併契約検査課長   -----------------------------------          午前10時00分 開会 ◎事務局長(東弘樹君) ただいまの出席議員は18名であります。 ○議長(藤原一弘君) ただいま報告のとおり定足数に達しております。 よって、本日の会議は成立いたしました。 これより平成30年臼杵市議会3月定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。   ----------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(藤原一弘君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は会議規則第88条の規定により、  奥田議員  大戸議員 以上2名を指名いたします。   ----------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(藤原一弘君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、お手元に配付しております会期日程表のとおり、本日から3月22日までの24日間といたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(藤原一弘君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月22日までの24日間と決定いたしました。   ----------------------------------- △日程第3 諸般の報告 ○議長(藤原一弘君) 日程第3、諸般の報告を行います。 市長より行政報告の申し出がありますので、これを許可します。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) おはようございます。 3月定例市議会の開会にあたりまして、議員各位にはご参集をいただき、付議議案のご審議をいただけますことに感謝申し上げます。 さきの12月定例会以降、現在までの市政運営事項につきましてご報告申し上げます。 まず初めに、1月4日に発売されました移住者向け全国版情報誌である「田舎暮らしの本」2018・2月号において、臼杵市が「住みたい田舎ベストランキング」の総合部門で第3位に選ばれました。個別のランキングでは、子育て世代部門で第3位、シニア世代部門で第2位、若者世代部門では第1位に選ばれるなど、昨年の順位から大きく躍進しました。 ランキングは宝島社による各自治体へのアンケート調査結果によるものですが、臼杵の豊かな自然や気候風土、多くの海・山の幸、きめ細やかな移住支援施策子育て支援施策の充実、地域おこし協力隊や移住者も含め、若い人が積極的に臼杵の暮らしや食などの情報発信に取り組んでいる姿勢など、総合的な実績を高く評価していただいた結果だと考えています。 この結果を受け、現在、メディアからの取材や自治体などからの視察が大幅に増加しており、本市の移住定住の取り組みを広く全国に発信する機会を得ました。これを好機と捉え、今後も臼杵の魅力や特色を積極的に情報発信するとともに、検証を進め、移住希望者に寄り添った、よりよい移住支援施策を構築することで、多くの方に「うすき暮らし」を体感いただき、さらなる移住者の増加と本市への定住につなげていきたいと考えております。 また、観光面では、大分県内の観光地・観光施設を紹介する「ミシュラン・グリーンガイド大分WEB版」が昨年12月19日にウエブサイト上で公開され、臼杵市からは「臼杵石仏」や「二王座歴史の道」などが選定されました。 ミシュラン・グリーンガイドは、幅広い旅行者に豊かな自然や多彩な文化に触れることができる興味深い観光地を紹介するガイド本で、100年以上の歴史があります。このたび、臼杵石仏が2つ星に輝いたほか、二王座歴史の道が1つ星、そして「風連鍾乳洞」も掲載項目に選定されるなど、臼杵市が持つ歴史や文化、自然などが本物の魅力を持つ優良な観光地として選定されました。 フランス語と英語で紹介するこのウエブサイトを通して臼杵市の魅力がグローバルに発信されることから、本市を訪れる外国人観光客が増加し、臼杵市観光が浮揚する大きな弾みになるものと期待しており、今後のインバウンド対策の強化などにつなげてまいります。 次に、12月11日、市民会館大ホールにて、人権問題講演会を開催しました。 本市では、12月を人権尊重強化月間と定め、市民の皆さんの人権意識高揚に向け、様々な施策を推進しています。その一環として、元タカラジェンヌの東 小雪さんをお招きし、「LGBTを理解する~同性婚・新しい家族のかたち~」と題してご講演をいただきました。 LGBTとは、女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの各単語の頭文字を組み合わせた「性的少数者」を限定的に指す言葉です。 講演では、東 小雪さんから、みずからの体験を交えながら、LGBTの言葉の意味や性的少数者を取り巻く最近の国や社会の動きなどをわかりやすい言葉で丁寧に説明していただきました。 来場いただいた800名を超える市民の方々は、LGBTが身近な存在であることを理解する貴重な機会になったものと考えています。 様々な価値観、多様性を認め合うことこそが人権問題解決の糸口となる最重要なものであると考えており、これからも様々な機会を通して相互理解を深めるための取り組みを推進してまいります。 次に、12月27日、国士舘大学3年で柔道部に所属する吉良儀城さんに6人目となる市長賞詞の贈呈式をとり行いました。 市長賞詞制度は、芸術・文化・スポーツなどの各分野において、全国レベル以上の大会で優勝した市民や市出身者の方をたたえ、頑張り努力する市民の励みになることを期待して創設した制度です。 吉良さんは、4歳から柔道を始め、海辺小学校時代を通して臼杵市柔道連盟少年部に所属、国士舘中学時代には全国中学校柔道大会やドイツで行われた国際柔道大会で優勝、高校時代にも国際大会にて優勝するなど多くの実績を上げています。このたび、10月1日、日本武道館にて開催された全日本学生柔道体重別選手権大会の男子100キログラム級において優勝を果たしたことで市長賞詞を贈呈したものであります。これまでのご本人の努力と情熱もさることながら、多くの市民に勇気と希望を与えた功績は大きなものであると考えております。 吉良さんには、2020年の東京オリンピックに向け、さらなる活躍を期待するとともに、後に続く後輩や臼杵の子供たちには、夢や希望を持って目標とすることを願うものであります。 次に、臼杵市観光浮揚に向けた取り組みである「うすきプロジェクト」の一環として、1月19日より、「フグ」を使った動画の公開を開始しました。 今回のキャンペーンの中で、臼杵のフグをPRするため、冬季オリンピックの開催に合わせ、カーリングやスノーボード、スキージャンプといったオリンピック競技に「臼杵フグ」が挑むユーモラスでインパクトのある動画を作成し公開しています。この動画は、インターネット上で視聴できるとともに、県内、福岡県、宮崎県、愛媛県ではテレビCMとして2月16日まで放映いたしました。この動画はユニークでおもしろいとの評判から、TBSが取材し、朝の情報番組である「あさチャン」において、臼杵と臼杵フグが5分ほどの番組として関東一円にも紹介されています。 また、バレンタインデーに合わせて、JR臼杵駅のホームに、うすきの「すき」の文字をハートマークに変えてデザインした看板を新たに設置しました。14日のバレンタインデー当日には、臼杵駅の利用者にチョコレートとうすきプロジェクトのロゴシールを配布する取り組みをあわせて行っています。 これら取り組みは大変好評を得ており、全国の新聞記事やテレビニュースに取り上げられるとともに、本市のフェイスブックページの閲覧数は2万7,000を超えるなど反響も大きく、高い宣伝効果を上げています。 うすきプロジェクトは、臼杵市観光の浮揚に向け、特に若年層の女性に臼杵の認知度を上げるプロモーションに力を入れており、その取り組みは着実に成果を上げつつあると感じています。今後も効果的なプロモーションを実施し、より多くの「うすきファン」獲得に向けた取り組みを推進してまいります。 次に、1月22日、野津庁舎において、臼杵市アグリ起業学校第3期修了式及び第4期開校式を開催いたしました。 農産物振興品目の生産拡大と農業後継者育成を目的として市が設立運営している「臼杵市アグリ起業学校」では、毎年1月からおおむね1年をかけて、ピーマンなどの栽培を通した農業経営技術習得を目的とした研修を行っています。 このたび、1年間の研修を終えた第3期生3組4名に対し修了証を授与し、これまでの研修をねぎらうとともに、農業経営者としての第一歩を踏み出す修了生を激励しました。また、これから研修を始める第4期生5組5名に対しては、農業経営者としての技術を身につけ、将来の地域を担う人材になることを期待し、任命書の交付を行ったところです。 修了生からは、長い研修を終え、自信と地域を担っていくという強い意気込みを感じることができました。JAおおいたのピーマン部会会員も増加しており、修了生は近い将来、その中核を担うとともに、後に続く後輩の牽引者になってくれることを期待するところです。 現在は、夏秋ピーマンの栽培を中心とした研修を行っていますが、他の振興品目の生産部会からも次世代担い手育成の要望が強く、今後は先進農業者のもとで研修するファーマーズスクールなどの設置に向けて、県や農協等の関係機関と協議を行ってまいります。 また、東京や大阪などの都市圏で開催される新規就農者向けの説明会などにも積極的に参加し、次期以降の研修生及びファーマーズスクール研修生の確保に向け、引き続き取り組みを進めてまいります。 次に、1月28日、都松地区振興協議会において、エゴマ搾油所開所式、並びに特産品収穫祭が開催されました。 都松地区振興協議会は、持続的な地域づくりを目的に、本市が設置や運営に関し支援を行う「地域振興協議会」の一つとして、平成27年3月に設立された組織です。 平成28年より、住民の生きがいづくりや健康増進、地域活動に必要な自主財源確保のための取り組みとして、エゴマの栽培や黒ニンニクづくりなどの特産品開発を行い、今年度からはエゴマの作付面積を拡大し、本格栽培を開始するなど、精力的に地域の活性化に取り組んでいます。また、エゴマの商品化に向け、搾油機の購入と施設整備を行い、昨年12月には企業組合「都松地区特産品振興会」を設立し、このたびの開所式の開催に至りました。 開所式後の特産品収穫祭では、地区の特産品開発の歩みを紹介するとともに、エゴマ、黒ニンニクを使った料理の試食会が行われました。 エゴマ油は、今年度、約300本の瓶詰の製品を製造し、安心な臼杵市産として産地表示をし、売り出しています。ふるさと納税の返礼品にも登録し、販路の拡大に取り組んでいるところです。 都松地区振興協議会の取り組みは、地域の健康づくりや生きがいづくりにつながるだけでなく、自主財源確保による継続的な取り組みとして地域振興協議会の理想的な活動になるものと考えており、元気な地域づくりの原動力となることを期待しているところであります。 次に、1月28日、臼杵市民会館小ホールにて、「誰もが臼杵で自分らしく暮らせるために」と題して、「権利擁護支援フォーラムinうすき」を開催いたしました。 臼杵市では、認知症や障がいなどの理由により判断能力が不十分な方々の権利擁護を目的に、平成26年度から臼杵市社会福祉協議会内に「臼杵市市民後見センター」を設置し、後見が必要な方々への支援を行っています。 成年後見制度は、判断能力の低下により生じる様々な問題から身を守るための身近な法的制度であり、必要な人が誰でも利用できる制度として広く市民に理解されることが求められています。今回は、小気味よい講談によるわかりやすい講演や事例報告などの工夫も行い、参加者に成年後見制度を身近に感じてもらい、その重要性を理解いただきました。 成年後見制度の充実には、市民後見センター支援員の増員が不可欠であり、今後もフォーラムなどの取り組みを通じ、成年後見制度の理解や周知に努め、市民が安心して暮らせる地域づくりにつなげてまいります。 次に、1月31日、三浦按針ゆかりの4都市連携組織である「ANJINプロジェクト連絡協議会」による、NHK大河ドラマ化に向けた4度目の要望活動を行いました。 ANJINプロジェクト連絡協議会は、日蘭・日英交流などの礎を築いた三浦按針ことウィリアム・アダムスにゆかりのある4都市、臼杵市・静岡県伊東市・神奈川県横須賀市・長崎県平戸市が連携・協力し、按針の功績を顕彰し、未来へ伝えるために、サミットの開催や周知活動、要望活動等に取り組む連携組織であります。今年度から衆議院議員の小泉進次郎氏に顧問に就任いただき、体制の強化が図られました。 平成25年以降、これまでに3度にわたり、「按針と家康」を題材とした大河ドラマ化について要望書を提出してきました。今回、4市の市長及び市議会議長のほか、三浦按針の菩提寺である横須賀市「浄土寺」の住職である逸見道郎さんとともにNHKを訪問し、歴史上唯一の英国人武士である三浦按針と、265年に及ぶ江戸時代の礎を築いた徳川家康に焦点を当てた大河ドラマ制作に向けた要望書を、佐藤NHK制作局長に手渡しました。 NHKからは、ドラマ化に向けて前向きに検討したいとの返答をいただきましたが、これからも引き続き4市の連携を強化し、国内外に情報発信を続けることで大河ドラマ化の実現に向けた取り組みを継続してまいります。なお、本年4月には、NHKの全国放送番組「歴史秘話ヒストリア」において、徳川家康と三浦按針をテーマとした番組が放送される予定になっており、これを機に三浦按針の功績が全国に広まることを大いに期待するところであります。 次に、2月4日、臼杵市における男女共同参画社会の推進を目的に実施している「臼杵市男女共同参画セミナー」を臼杵市民会館小ホールで開催いたしました。 臼杵市出身のミス・ユニバース・ジャパン2010ファイナリストの板井麻衣子さんを講師に、また元ミス・ユニバースジャパン公式栄養コンサルタントであるエリカ・アンギャルさんをスペシャルゲストとしてお招きし、「美しく、ハッピーになるための食」と題して講演をいただきました。 美と健康の維持に適した昔ながらの日本食のすばらしさや、毎日を心豊かにするための動作や心がけの大切さなど、日々の生活の中に取り入れられる幸せへの“気づき”を再確認するセミナーとなりました。 次に、2月5日、臼杵市消防署において、災害初期対応セミナーを開催しました。 大分DMAT代表幹事として災害医療分野で活躍されている大分三愛メディカルセンター救急科部長の玉井医師を講師にお招きし、消防、医療関係者に向けた、災害医療の基礎知識の習得と災害現場活動力の向上を目的とした講習会を実施しました。 昨年9月、本市に甚大な被害を及ぼした台風18号を初め、7月の九州北部豪雨、一昨年の熊本・大分地震など、自然災害は複雑多様化し、全国各地で頻発しています。このような災害に備え、傷病者のトリアージや応援要請、DMATとの連携、救護所での活動といった災害直後に必要となる迅速な活動について学びました。 今回のセミナーでは、医療関係者のほか、佐伯市、津久見市、豊後大野市といった市外の消防職員にも参加いただき、単独の市消防力では対応できない災害時の活動方法等について情報共有し、今後の連携、協力体制の構築に結びつく貴重な機会とすることができました。 次に、2月9日、サーラ・デ・うすきにおいて、臼杵ブランド認証書交付式を開催しました。 昨年9月に創設しました「臼杵ブランド認証制度」は、臼杵の風土・自然循環の中で育まれた豊かな資源・食材を使用し、そのよさを生かしつくられた加工品を臼杵ブランド「うすきの地もの」として認証する制度です。何より、使う人、食べる人のことを第一に考えた、臼杵らしい魅力とこだわりのある商品の開発と普及を目指した認証制度であります。 昨年11月に公募を行い、12月の「臼杵ブランド認証審査委員会」の厳正な審査を経て選定された、14事業所43の商品に対し、認証書を交付いたしました。 交付式では、臼杵ブランドの立ち上げに合わせて作成した「うすきの地もの」のロゴマークも披露し、臼杵ブランドの周知と普及に向けた取り組みを同時に開始したところです。 認証書の交付を受けた事業者は、臼杵ブランド認証品としての誇りとプライドを持って製造、販売、情報発信などに取り組むことができるようになり、収益につながる環境が確立されていくものと考えています。 今後は、「うすきの地もの」を魅力ある優良なブランドとして地位を高めていくことが重要であり、認証商品を市内外の消費者や流通関係者などに売り込むとともに、臼杵ブランドの周知、イメージづくりに積極的に取り組むことで地域経済の活性化を図ってまいります。 最後に、「新臼杵庁舎を考える市民会議」についてご報告いたします。 昨年7月より開催しております「新臼杵庁舎を考える市民会議」は、11月の第4回目まで、庁舎建設に係る様々な情報共有を行いながら市民メンバー各自の考えを深めるため、グループワークを重ねてきました。 12月17日の第5回目から、希望する候補地ごとの6候補地7グループに分かれて、「その場所に庁舎を建てるとすると」と題して具体的な建設プランをつくる議論を行っています。本年1月の第6回目と2月の第7回目のグループワークを経て、その成果を3月18日の第8回目の市民会議で発表する予定としています。市民会議は、全て公開で行っていますので、3月の成果発表には議員皆様にもぜひ傍聴いただきたいと思います。 当日は、市民会議のメンバーがそれぞれの思いを込めながら議論を深め完成した建設プランを提案します。この市民会議の議論と成果を踏まえ、市として整理を行い、臼杵庁舎の抜本対策の方針をお示ししたいと考えております。 以上、12月定例会以降の市政関連事項につきまして報告を終わります。 ○議長(藤原一弘君) 以上で諸般の報告を終わります。   ----------------------------------- △日程第4 報告第1号 報告 ○議長(藤原一弘君) 日程第4、報告第1号についての報告を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま報告を求められました報告第1号 専決処分の報告についてご説明申し上げます。 昨年9月11日、本市の管理道である市道八町19号線を市民が自家用車にて通過した際に、マンホールのふたがはね上がり、車両の一部が損傷する事故が発生しました。 この事故について調査を実施し、被害者となった市民と話し合いを行った上で、損害賠償額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により報告するものであります。 なお、事故の発生した市道につきましては、直ちに破損箇所の補修を行ったことをあわせてご報告申し上げます。 ○議長(藤原一弘君) 以上で、報告第1号についての報告を終わります。   ----------------------------------- △日程第5 第1号議案 上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(藤原一弘君) 日程第5、第1号議案 臼杵市教育委員会の委員任命につき同意を求めることについてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第1号議案 臼杵市教育委員会の委員任命につき同意を求めることにつきましてご説明申し上げます。 教育委員会の委員のうち、垂井美千代君の任期が平成30年3月25日をもって満了いたしますので、引き続き垂井美千代君を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により同意を求めるものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞ議員皆様方のご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤原一弘君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。     (なし)
    ○議長(藤原一弘君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第1号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ございませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(藤原一弘君) ご異議なしと認めます。 よって、第1号議案については、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。     (なし) ○議長(藤原一弘君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第1号議案については、市長提案のとおり同意することにご異議ございませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(藤原一弘君) ご異議なしと認めます。 よって、第1号議案については、市長提案のとおり同意することに決しました。-------------- △議決結果 --------------     議案番号件名結果第1号議案臼杵市教育委員会の委員任命につき同意を求めることについて原案同意   ----------------------------------- △日程第6 第2号議案から第45号議案 一括上程、説明 ○議長(藤原一弘君) 日程第6、第2号議案から第45号議案を一括議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました諸議案の説明に入る前に、平成30年度に臨む基本的な考えについてご説明申し上げます。 私は、昨年1月、市民皆様の負託をいただき、引き続き3期目の市政を担わせていただくことになりました。市長就任にあたり、2期8年で積み上げてきた実績をもとに着実に市政を前進させるとともに、新たな課題に挑戦し、施策の実現に向けて決意と情熱を持って取り組むことをお誓いし、この1年間、全力で取り組んでまいりました。 これまでの取り組みは着実に成果を上げているものと実感しており、昨年は、移住・定住諸施策や有機の里づくり、子育て環境の充実などの取り組みが地方自治の発展に寄与したとして総務大臣表彰を受賞するなど、臼杵のまちづくりがあらゆる場面で評価をいただきました。 しかしながら、9月に襲来した台風18号の甚大な被害からの復旧・復興、そして依然として人口減少に歯どめがきかない状況にある中、山積する課題に対して、これまで以上の決意と覚悟を持って取り組まなければならないものと考えています。 私は、ふるさと臼杵の将来のために、脈々と息づく歴史や文化、風土や暮らしを大切にするとともに、依然として先行き不透明で時代の変化が激しい中、人口減少に歯どめをかけ、誰もが臼杵に住んでよかったと感じる「住み心地一番のまち」を実現するため、4つの施策を大きな柱に掲げ、取り組みを続けております。 1つは「安心して子どもを産み、子育てできる環境づくり」です。 保育や教育など子育て支援の充実と適齢期の若者の結婚支援は、臼杵市にとって喫緊の課題であると考えています。特に、子育て世代が住みやすく、仕事と育児を両立できる環境を整備することは、若者が臼杵に住みたい、住み続けたいと思えるまちづくりに欠かせないものと考えており、居住支援策や保育環境の充実などに力を入れてまいります。 2つ目は「高齢者がいきいきと暮らせる環境づくり」です。 臼杵市の高齢化率は、現在38%を超え、3年後には40%に達すると見込まれています。高齢者が住みなれた地域で、いつまでも元気に暮らせるまちづくりを進めるためには、何よりも健康寿命を延ばすことが大切です。認知症対策の推進を初め、地域振興協議会やボランティア推進の取り組みを通じた高齢者の社会参加や地域貢献の仕組みづくりの充実を図ることで、生涯現役のまちづくりを進めてまいります。 3つ目は「うすきの資源を活かした産業振興の促進」です。 臼杵での生活を希望しながら、雇用の場が得られない人たちにどう応えていくかが大きな課題であります。農業・漁業・醸造業など基幹産業の振興や企業誘致に力を注ぐとともに、臼杵の豊かな資源、すばらしい素材を生かした臼杵ブランドの確立による6次産業化の推進などを図ることで若者の雇用の場の確保や就労支援を推進してまいります。 また、昨年の台風18号、一昨年の熊本・大分地震などの風評被害により打撃を受けました観光産業につきましては、昨年より企画実施しています「うすきプロジェクト」の継続を図ることで、臼杵の元気を積極的にPRし、若者を中心とした新たな臼杵ファンの獲得を目指すことで臼杵市観光の浮揚を図ってまいります。 4つ目は「移住定住の推進」です。 先ほどの諸般の報告においてもお伝えいたしましたが、宝島社発行の「田舎暮らしの本」における、若者が住みたいまちランキング第1位の結果などを受け、本市の移住・定住施策が全国的に注目を集めています。この機会を好機と捉え、さらなる移住支援制度の充実を図るとともに、臼杵の持ち味である“人の温かさ”と“きめ細やかな対応”に磨きをかけることで、より多くの移住者に「うすき暮らし」を体感いただき、臼杵の未来を担う“人財”の定住に結びつけてまいりたいと考えています。 これら諸施策を一つずつ着実に実施し、効果を上げることが大切ですが、各施策を有機的に結びつけ、相乗効果を上げることで、その効果は何倍にも大きくなるものと考えています。そのためには、官民協働の総合力による「チーム臼杵」としての取り組みが不可欠であり、様々な分野、ハード・ソフト両面を連携させた取り組みを進め、「住み心地一番のまち・臼杵」の実現を目指してまいります。 防災拠点となる市庁舎の整備についてですが、臼杵庁舎につきましては、昨年、喫緊の課題である耐震化工事を完了し、抜本対策に向けての庁舎の役割や建設場所などを検討する「新臼杵庁舎を考える市民会議」を立ち上げ、多くの市民、関係者のご協力をいただきながら協議を続けてまいりました。3月に行われる最後の市民会議において、各班の協議結果が報告される予定となっています。1年にわたる協議内容とその報告を踏まえ、臼杵庁舎の抜本対策の方針を出したいと考えています。 また、野津庁舎につきましては、老朽化した旧館を取り壊し、中心市街地活性化の視点も取り入れ、現在の新館に庁舎機能を集約し、新築部分は市民の交流を促進し、町なかがにぎわうよう工夫した基本設計が完了しました。今後、これをもとに実施設計を進めてまいります。 道路網整備につきましては、東九州自動車道の4車線化や、交通量の多い県道臼杵停車場線の改良、平成32年度に供用開始を迎える臼杵港の新埠頭へのアクセス道路の検討など、大分県などの関係機関と緊密に連携しながら幅広く取り組みを進めてまいります。 また、人口減少社会や防災対策に対応する新たなまちづくりに向け、市民と行政がともに考え、ともに進めていくまちづくりの指針となる「都市計画マスタープラン」の全面的な見直しに取り組みます。これからの土地利用や道路網整備のあり方を検討し、10年後、20年後の将来をしっかりと見据えた「まちづくり」に取り組みます。 本年10月から開催される国民文化祭・おおいた2018を初め、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、国内はもとより、海外からの観光客増加を見据え、受け入れ態勢を構築していかなければなりません。旅行者の志向を的確に捉えるとともに、滞在型観光を推進するため、城下町の空き家などの遊休資産を有効活用した「町なか泊」の実施や、臼杵石仏・キリシタン遺跡・城下町をつなぐ、臼杵の歴史文化を「祈り」をテーマに回遊する「祈りの回廊」構想を具現化するためのルートづくりに取り組み、観光客の滞在時間を延ばし、交流人口の拡大やインバウンド対策の強化につなげていきたいと考えております。 なお、これら施策を総合的・計画的に推進するため、おもてなし観光課内に「国民文化祭・観光戦略室」を新たに設置する組織変更を行い、観光振興の体制強化を行います。 教育に関しましては、引き続き子供たちが希望する高校に進学できるよう「基礎学力」の向上に取り組むとともに、10年後の地域づくり・人づくりをにらみ、長期的展望による“臼杵の担い手づくり構想”となる「教育長期ビジョン」の策定に力を注ぎます。これからの臼杵を担う人材のあるべき姿を示し、これら担い手を地域社会全体でどのように育んでいくか、学校関係者だけでなく、地域住民や企業家、スポーツの指導者、教育の専門家なども交え、自由に意見交換をしながら、「臼杵の未来を創る担い手像」の検討を進めてまいります。 このような基本的な考え方のもと、平成30年度における予算編成方針と主な取り組みについてご説明申し上げます。 平成30年度当初予算は、第2次臼杵市総合計画に掲げた「日本の心が息づくまち」を基本とし、重要課題である人口減少問題の克服に向け、「臼杵市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の重点プロジェクトに取り組むことで、「うすき創生」につなげていくための「7つの施策」を柱に予算編成を行いました。 まず、1つ目の柱「臼杵らしい産業振興充実のための取組み」につきましては、農業では、イチゴ、カンショ、ピーマン、お茶などの生産性の向上を図るため、生産施設や機械整備に対する補助、林業では、森林整備を中心とした環境保全と、地域資源の循環を促進するための「バイオマス産業都市構想事業」に引き続き取り組みます。加工品では、平成29年度より取り組んでおります「臼杵ブランド認証」制度を活用し、臼杵の資源や食材を生かした加工品の臼杵ブランド認証を推進します。なお、今年度のふるさと納税の返礼品の中で、夢堆肥を活用した「ほんまもん農産物」が大きく伸びていることから、引き続き農産物や臼杵ブランドの特産品のPRを強化し、「うすきの地もの」の価値を高め、地域経済の活性化と産業振興の強化を図っていきます。 地場産業の振興においては、平成29年度より取り組んでおります、中小企業者が生産性の向上や競争力強化のために行う設備投資に要する経費の助成、また商店などの小規模企業者が新たな商いの展開や機能向上につながる店舗改修及び設備更新に対する助成、さらに市内で新たに創業する方に対し、事業の初期投資に要する経費助成などを継続して行います。これらの取り組みを推進することにより、地場企業や新たに進出する企業、また個人で起業する方々を支援し、「しごと」の創生につなげていきたいと考えております。 また、空き店舗の増加が懸念されている現状を踏まえ、商店街の新たな活性化事業として、空き店舗を活用したお試し出店(チャレンジショップ)事業や空き店舗見学会などの開催を支援し、空き店舗の解消と創業人材の育成を図ります。 企業誘致の取り組みといたしましては、間もなく予定される大分市側の広域農道・大南野津地区の全線開通を視野に入れながら、野津東部工場適地「小郡の森」の実施設計を行い、将来の企業誘致を見据えた準備を進めてまいります。 観光振興においては、ラグビーワールドカップや東京オリンピックなどのビッグイベントを好機と捉え、新たな観光振興戦略プランのもと、「産業・文化観光地」を目指し、ハード・ソフト両面から充実を図ります。まず、国宝臼杵石仏においては、観光客の利便性の向上を図るため、駐車場の改修や休憩所整備及び多言語音声ガイドを導入し、インバウンド対策としては、外国人の観覧者の中で一番多いフランス人にターゲットを絞ったモニターツアーを実施し、臼杵観光の魅力を海外に発信する取り組みを行います。また、臼杵の玄関であるJR臼杵駅については、「観光案内所」のリニューアルを行い、観光客のニーズにより細やかに対応できるよう整備を進めてまいります。 歴史と文化を活用した取り組みとしては、本年秋に開催されます国民文化祭・おおいた2018において、本市では臼杵石仏を中心とした仏教文化と大友宗麟を中心としたキリシタン文化が現在まで受け継がれており、この文化をより多くの市内外の方に知っていただくため、講演会や各種文化事業を開催いたします。 次に、2つ目の柱「安心安全な暮らしを守り支える取組み」につきましては、まず、大きな爪跡を残しました台風18号災害からの復旧・復興に最優先で取り組んでまいります。特に、雨水対策といたしましては、土橋ポンプ場の高圧電源化を図り、機能向上を図るとともに、新地地区では可動式ポンプを新たに導入し、狭間雨水幹線の整備に取り組み、浸水被害の軽減に努めます。 次に、災害に強い公共施設の整備として、臼杵庁舎が被災した場合の災害対策本部設置場所である消防庁舎に災害対応業務に必要な資機材を新たに整備し、災害対策の機能強化を図ります。また、南海トラフ地震時に多くの市民の方が避難されることが想定される総合公園に、避難者対応としてマンホールトイレの整備を行います。 防災情報伝達の機能強化として、平成30年度より防災行政無線更新事業に取り組みます。野津地域は、導入より20年が経過しており、機材の老朽化が進んでおります。また、アナログ波の使用期限が迫っていることから、平成32年度までの年次計画にて更新を行います。さらに、災害時に避難場所との連絡手段を確保するため、デジタル簡易無線機の整備を行います。地域の防災力の強化については、備蓄品・訓練備品の整備や防災カメラの整備を行い、防災訓練や防災士を中心とした啓発活動の充実を図っていきます。 市民生活の向上や産業振興のインフラ整備として、道路や橋梁等の整備に積極的に取り組みます。また、老朽化した臼津葬斎場の大規模改修事業、救急体制強化のための高規格救急車整備事業を行います。 次に、3つ目の柱「住みたい、住み続けたい住環境づくりの取組み」につきましては、移住・定住施策として平成27年度より創設しました、市外・県外から移住される方々への家賃補助や新築・改修に対する補助金、市内の方々への三世代同居のための新築・改修に対する補助金、空き家活用事業補助金などは大きな効果があり、継続して実施していきます。さらに、平成30年度より新たに、現在本市にお住まいの方の定住施策として、子育て世帯、若年夫婦世帯を対象とした新築・改修に要する経費の助成を導入いたします。 地域コミュニティの充実につきましては、移住希望者の相談や現地案内を担う定住支援員体制の強化と集落支援員・地域おこし協力隊の人員の拡充を行います。 高齢者を中心とした移動手段の確保対策につきましては、平成29年度より導入いたしました高齢運転者免許証自主返納の取り組みと、お住まいの地域振興協議会の行事へ参加しやすいようにするための送迎運行補助制度を継続して実施していきます。 次に、4つ目の柱である「安心して子どもを産み、育てやすい環境づくりの取組み」につきましては、「臼杵市婚活推進協議会」を中心とした独身男女の出会いの場・交際のきっかけづくりの場の充実を図り、新婚世帯への支援として、市内在住の方が結婚に伴う住居等に係る費用の一部の助成を行うなど、市内で結婚・定住する世帯数の増加を図ります。また、お子さんを望む夫婦の希望を支援するため、不妊検査に係る費用の助成を新たに行います。さらに、利用者の多い病児・病後児保育の充実のため、市外の病児保育施設を利用した際の助成制度を新たに導入し、保護者の負担軽減と利便性の向上を図ります。 子供の遊び場の充実につきましては、平成27年度より順次取り組み、平成29年度に大規模な公園の整備が完了いたしました。平成30年度からは、随時、身近な公園の遊具整備を予定しております。 なお、保育・子育て環境の充実を図るための保育料の負担軽減、中学生までの通院医療費の助成についても継続して実施し、「ちあぽーと」を中心に、子供の健やかな成長を応援するとともに、子育て世代を支援していきたいと考えております。 次に、5つ目の柱「人生をたくましく切り開く心豊かな人材育成の取組み」について、基礎学力の定着・向上に向けた教育内容の充実を図るためのデジタル教科書を活用したICT活用教育の拡充や、放課後チャレンジ教室の充実を図ります。教育内容の強化策といたしましては、小学校の英語教科化対応として英語専門講師を導入し、中学生の英語力向上の取り組みとして、3年生の英検3級取得を勧める助成を行います。また、大学生など学習サポーターを活用したサマーセミナーを実施し、学力の向上を支援します。 教育環境の改善としては、平成32年度より実施される新学習指導要領では、現状の学習時間より35時間程度の授業時間の増加が予定されています。この時間確保と学力向上の取り組みを進めるため、小学校の教室の空調設備を年次計画にて整備していきます。 社会教育関連では、市民の方の利便性の向上と施設の長寿命化を図るため、臼杵市中央公民館の大規模改修を平成30年度においても継続して実施します。 次に、6つ目の柱「健康寿命を延ばすための取組み」につきましては、安全で質の高い医療や適切な介護サービスを提供し、また医療費の適正化などにつなげる、市内の病院や歯科医院、薬局や介護事業所、消防署の通信指令室をネットワークで結ぶ「うすき石仏ねっと」の取り組みや、健診内容の充実による早期発見の取り組み、また地域包括ケアの推進などにより、国保医療費・介護給付費の伸びが抑えられてきております。 これらを踏まえて、平成30年度の国保税の算定及び第7期介護保険事業計画における介護保険料基準額につきましては、現行より減額する方針として、関連条例の改正議案を本議会に提出させていただきました。 全国的に深刻となる医師不足は、本市の中核医療機関である医師会立コスモス病院においても大きな問題となっており、通常診療の充実と、救急医療を継続していくための医療人材の確保対策として、コスモス病院と大分大学医学部附属病院及び本市が連携した人材育成事業に支援を行います。 なお、この事業実施に向け、関係機関と連携し要望してきました結果、本年4月からコスモス病院の常勤医として専攻医1名及び大分大学医学部助教が非常勤で配属されることが内定しましたので、ご報告申し上げます。 また、1人1スポーツを推進し、地域振興協議会単位でウオーキング教室やストレッチ教室の開催を行い、市民の健康づくりを推進してまいります。 最後に、7つ目の柱「更なる行財政健全化と市民サービス向上の取組み」です。 行財政健全化につきましては、合併算定替の縮減を踏まえ、財源のさらなる有効活用と財政の透明性をさらに高めるための取り組みとして全国統一の財務書類作成システムの活用及び固定資産台帳の整備を行い、財政マネジメントの強化を図ります。また、資産の有効活用の観点から、基金の運用による配当金などの財源確保を行います。 効果的・効率的に事務事業を行うため、事務事業におけるPDCAサイクルの機能向上をさらに進めることで持続可能なまちづくりにつなげていきたいと考えております。 自主財源の確保対策として大変有効な手段である「ふるさと納税」につきましては、平成28年度実績が1億700万円であったところ、本年度は現時点で3億1,000万円を超えており、臼杵市への納税額が大幅に増加しています。特に、フグや有機野菜セットといった返礼品が人気があり、臼杵のまちづくりに呼応した産品に注目が集まっています。引き続き、効果的なPRを行うことで、さらなる納税額の増加に努めて取り組んでいきたいと考えております。あわせて、魅力的な産品づくりを行い、地場産品の需要拡大の相乗効果を図っていきたいと考えています。 以上、申し述べました方針と諸施策に基づきまして予算編成を行いました結果、平成30年度一般会計予算の歳入歳出総額は211億6,873万4,000円で、前年度に比較しますと4億9,028万8,000円、2.4%増の積極的な予算編成を行いました。 平成30年度は、臼杵市総合計画と「まち・ひと・しごと総合戦略」をあわせて、事業の「基盤強化と連携」を図り、「臼杵創生」チャレンジ・セカンドと位置づけ、力強く前進する1年にしたいと決意をしております。 以上で、平成30年度に臨む基本姿勢並びに予算編成方針の説明を終わります。 続きまして、ただいま上程されました第2号議案から第45号議案までにつきましてご説明申し上げます。 まず、第2号議案 臼杵市職員の退職手当に関する条例の一部改正につきましては、国・県の退職手当支給額の引き下げの状況などを踏まえ、職員の退職手当の支給額を3.3%引き下げることとするほか、雇用保険法等の一部改正に伴う規定の整備を行うものであります。 次の第3号議案 臼杵市職員の公益的法人等への派遣に関する条例の一部改正につきましては、公益的法人などへの人的援助の充実を図るため、正規職員と同様に、再任用職員の派遣に係る制度を設けるものであります。 次の第4号議案 臼杵市手数料条例の一部改正につきましては、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、消防法に基づく各種事務手数料の改定を行い、また介護保険法に基づく事業所指定などの手数料を新たに設定するほか、所要の改正を行うものであります。 次の第5号議案 臼杵市コミュニティセンター条例の一部改正につきましては、南津留地区の総合的な地域活動の拠点として南津留地区コミュニティセンターの整備事業を行ってまいりましたが、昨年12月14日をもって本体工事が完了いたしましたので、本年4月1日からの稼働に向け、条例を整備するものであります。 次の第6号議案 臼杵市犯罪被害者等の支援に関する条例の制定につきましては、平成28年12月定例市議会において「犯罪被害者等に関する条例制定を求める請願」が採択され、本市において継続的な検討を行ってきたところでありますが、請願の趣旨に鑑み、このたび、犯罪被害者等の支援を総合的に推進し、犯罪被害者等が受けた被害の早期回復及び軽減を図るため、支援に関する基本理念や市の責務などを定めた条例を制定するものであります。なお、財政支援については予算案に計上いたしておりますので、あわせてご審議をお願いいたしたいと思います。 次の第7号議案 臼杵市国民健康保険税条例の一部改正につきましては、国民健康保険法の一部改正により、本年4月1日から国民健康保険の財政運営の責任主体が都道府県となり、市町村は保険税を賦課・徴収し、都道府県に納付金を納める仕組みとなることから、条例の規定を整備するとともに、保険税額の改定を行うものであります。近年の取り組みにより医療費の伸びが抑えられていることから、現行保険税を減額する改定案といたしております。 次の第8号議案 臼杵市後期高齢者医療に関する条例の一部改正につきましては、高齢者の医療の確保に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。 次の第9号議案 臼杵市介護保険条例の一部改正につきましては、平成30年度から32年度までの臼杵市介護保険事業計画が策定されたことに伴い、平成30年度から32年度までの3年間の第1号被保険者の介護保険料の改定を行うほか、介護保険法などの一部改正に伴う所要の改正を行うものであります。介護保険におきましても、本市の取り組みが効果を上げてきており、将来を見通した上でも健全財政を維持できるとの判断から、保険料を減額する改定案としております。 次の第10号議案 臼杵市指定居宅介護支援の事業に係る申請者の要件並びに人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定につきましては、介護保険法の一部改正により、本年4月1日から指定居宅介護支援事業に係る権限が都道府県から市町村に移譲されることから、当該事業に係る申請者の要件並びに人員及び運営に関する基準などを定めた条例を制定するものであります。 次の第11号議案 臼杵市指定介護予防支援の事業に係る申請者の要件並びに人員及び運営に関する基準等を定める条例の全部改正及び第12号議案、第13号議案につきましては、それぞれの条例の基準となる事項を定めた国の省令が大幅に見直されたことから、いずれも条例の全部改正を行うものであります。 次の第14号議案 臼杵市都市公園条例の一部改正につきましては、都市公園法などの一部改正に伴い、公園施設の設置基準割合を設定するほか、臼杵市総合公園多目的グラウンドへの夜間照明施設の設置に伴い、施設使用料の設定などを行うものであります。 次の第15号議案 臼杵市営住宅条例の一部改正につきましては、公営住宅法などの一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。 次の第16号議案 臼杵市道路占用条例の一部改正につきましては、道路法施行令の一部改正により国道の占用料が改定されたことに鑑み、市道に係る占用料についても改定を行うものであります。 次の第17号議案 臼杵市企業立地促進条例の一部改正につきましては、引き続き本市における企業の立地を促進するため、本年3月31日までとしている条例の有効期限を、平成33年3月31日まで3年間延長するものであります。 次の第18号議案 臼杵市有機農業起業者誘致条例の一部改正につきましては、条例で引用している法律の題名が改称されることに伴い、規定を整備するものであります。 次の第19号議案 臼杵市消防団員等公務災害補償条例の一部改正につきましては、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、消防団員等に対する損害補償に係る補償基礎額について所要の改正を行うものであります。 次の第20号議案 臼杵市体育施設条例の一部改正につきましては、深江地域体育館及び深江地域グラウンドを地域のコミュニティセンターとして整備するため、体育施設としての効力を廃止するものであります。 次の第21号議案 臼杵市公民館条例の一部改正につきましては、第5号議案で説明申し上げました南津留地区コミュニティセンターの設置に伴い、南津留地区公民館を廃止するものであります。 次の第22号議案 市道の廃止及び認定につきましては、市道広原才倉線の改良工事により、既存の当該路線を廃止し、改良後の路線を新たに認定しようとするものであります。 次の第23号議案 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定につきましては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の規定に基づき、引き続き深江辺地、西神野辺地、秋山辺地、久木小野辺地において、平成30年度から平成34年度までの5カ年における総合整備計画を定めようとするものであります。 次に、第24号議案 平成29年度臼杵市一般会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 今回の補正では、歳出においては、各会計、各費目とも決算を見込んでの予算計上を行っております。 それでは、款別に主要な項目を説明いたします。 総務費では、施設の老朽化対策と行政サービスの向上及び地域活性化の拠点として野津庁舎等整備に係る実施設計委託料の計上と、ふるさと納税寄附金の増加に伴う返礼等に係る経費を計上しております。また、庁舎建設に向けた計画的な積み立てである庁舎建設基金積立金を計上しております。 民生費では、障害者福祉費の減額、国民健康保険、介護保険特別会計への繰出金などの減額を計上しております。 衛生費では、うすき石仏ねっとシステム改修負担金及びマテリアルリサイクル推進施設事業の減額を計上しております。 農林水産業費では、イノシシ・鹿などの捕獲に対する有害鳥獣捕獲事業補助金の増額、また乙見ダムや石場ダムの長寿命化を推進するための負担金の追加を計上しております。 土木費では、道路新設改良事業、港湾建設事業、住宅管理事業など事業確定に伴い減額を計上しております。 消防費では、退職する分団員に対して支払う退職報償費の増額と、消防団機械庫整備事業などの減額を計上しております。 教育費では、小学校において平成32年度より導入される新学習指導要領において、現状の学習時間より35時間程度の授業時間の増加が見込まれるため、この時間確保と教育環境の改善、また災害時に避難所として利用する際、高齢者等の弱者に配慮できるよう、普通教室の空調整備に係る実施設計委託料を計上しております。 災害復旧費では、台風18号災害の復旧事業の確定に伴う減額を計上しております。 歳入につきましては、市税の追加と各種事業の決算見込みに合わせて、国県支出金、寄附金や市債などの増減額を計上しております。 この結果、補正予算の総額は1億7,735万円の減額となり、平成29年度一般会計の予算総額は227億9,244万1,000円となりました。 次の第25号議案から第30号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 次に、第31号議案 平成29年度臼杵市国民健康保険特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 主な歳出といたしましては、退職被保険者等療養給付費の減額と各種拠出金の減額を計上し、基金積立金として国民健康保険基金への積立金を追加計上しております。 なお、歳入につきましても、歳出の減額に伴い、負担金や共同事業交付金、繰入金の減額を計上いたしました。 この結果、補正予算総額は1億3,468万2,000円の減額となり、平成29年度予算総額は64億4,973万3,000円となりました。 次に、第32号議案 平成29年度臼杵市介護保険特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 主な歳出といたしましては、地域密着型介護サービス給付費や施設介護サービス給付費などの減額を計上したところであります。 なお、歳入につきましても、歳出の減額に伴い、交付金や一般会計繰入金の減額を計上いたしました。 この結果、補正予算総額は4,877万1,000円の減額となり、平成29年度予算総額は44億966万9,000円となりました。 次の第33号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 また、第34号議案から第45号議案までの平成30年度各会計の予算につきましては、先ほど平成30年度予算編成方針の中でご説明いたしましたので、説明を省略させていただきます。 以上をもちまして、上程された諸議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重なご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤原一弘君) 以上で提案者の説明を終わります。   ----------------------------------- △日程第7 議案質疑 ○議長(藤原一弘君) 日程第7、第2号議案及び第5号議案並びに第24号議案から第33号議案を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。     (なし) ○議長(藤原一弘君) 以上で質疑を終結いたします。   ----------------------------------- △日程第8 委員会付託 ○議長(藤原一弘君) 日程第8、これより委員会付託を行います。 ただいま議題となっております第2号議案及び第5号議案並びに第24号議案から第33号議案については、第2号議案及び第5号議案を総務委員会に、第24号議案から第33号議案については予算委員会に付託いたします。          議案付託表                       平成30年2月27日付託付託委員会議案総務委員会第2号議案  第5号議案予算委員会第24号議案  第25号議案  第26号議案 第27号議案  第28号議案  第29号議案 第30号議案  第31号議案  第32号議案 第33号議案   ----------------------------------- ○議長(藤原一弘君) これをもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日は、以上で散会いたします。          午前11時07分 散会   -----------------------------------...